昔から人気のある営業職。
人とのコミュニケーションが好きな人におすすめの職業ですね。
その反面、営業はつらい・厳しいという声もあり、やはり扱う商品やサービス、会社によって、働きやすさも変わってきます。
そこで今回は、営業・ラウンダーのお仕事について詳しく説明します。
目次
営業・ラウンダーの主な仕事内容
営業とは、お客様に対して自社のサービスや商品の魅力を伝え、購入を促すお仕事です。営業は新規顧客に対してだけでなく、既存顧客に対して新しいサービスや商品を提案したり、アフターフォローしたりする業務も含まれます。
個人のお宅や会社に直接訪問する方法や、決まった曜日・日時に決まったところを巡回するものもあります。
他にも、電話での営業やイベントを開催して集客する方法など、さまざまな営業スタイルがありますが、いずれも最終的に商品を購入してもらうことが目的になります。
法人営業と個人営業
営業の種類は、大きく分けて「法人営業」と「個人営業」に大別されます。
法人営業は、企業を対象とした営業活動を行い、主に自動車やプリンター、ビジネス用品、企業保険、広告代行、求人情報などの商材を扱います。
また、会社内で働く社員さんに向けた商品やサービスを販売する営業もあります。ヤクルトや生命保険などは社員さん個人に対する営業ですが、訪問先は企業になります。
個人営業は、一般の家庭を訪問して商品をアピールするお仕事です。
自動車や子供向け教材、光回線、ガスや電気の乗り換えなど、さまざまな商材があります。
営業手法別にみるおすすめ度
営業にはとてもたくさんの手法があり、どれも一長一短がありますので自分にあったものを選ぶのが大切です。
ルート営業
ルート営業は、すでに取引のある企業やお客様を定期的に巡回して、新しいサービスの提案や契約の見直しを伺う営業です。「御用聞き」とも言われています。
ルート営業のメリットは、すでに顔なじみのお相手であることから、良好な関係を築いていればストレスなく営業活動ができる点です。
反面、なかなか新しいサービスを購入してもらうのは難しいという側面もあります。
飛び込み営業
飛び込み営業は、事前のアポイント無しで会社や個人のお宅を訪ねて営業をする方法です。
飛び込み営業は、いきなり商品を提案する形になるので相手が商品に関心があるとは限らず、契約にこぎつけられないことも多い反面、未開拓の相手であるために、商品の魅力次第では無限の可能性があるとも言えます。
訪問営業
訪問営業は、事前にアポイントを取ってから訪問先を訪れる営業方法です。
アポイントを取り付けるまでが難しいものの、アポイントが取れた相手であれば、契約成立につながる可能性が高くなるのが特徴です。
また、相手の反応を聞いてから訪問することができるため、事前に提案の仕方を下準備しておくことができるのもメリットです。
テレコール営業
テレコール営業とは、電話内で提案から販売までを完結させる営業方法です。
相手先に訪問をすることがないので、アポイントを取り付ける手間はかかりませんが、電話で相手の反応を伺いながら、商品の魅力を伝える必要があります。
営業にはノルマがあるの？
「営業職にはノルマがある」というイメージがある人も多いのではないでしょうか。
実際のところ、やはり営業にはノルマがある会社が多いというのが実情です。営業は会社の利益に直結する仕事であるため、社員の実績を数字として管理する会社が多いのは仕方のないこととも言えます。
とくに外回りの多い営業では、社員の意思に委ねているといくらでもサボることができるのもこの仕事です。
そのため、数字としてノルマを課しているという背景もあります。
ただし、ノルマは社員の意識を高めるためであり、厳しすぎる無茶なノルマを課すような企業は避けたほうがよいでしょう。
営業職の魅力・インセンティブ
ノルマと並行して営業職の特徴となるのが、「インセンティブ」です。
インセンティブは、営業の成績によって基本給以外に支払われる報奨金のことで、販売報奨金とも呼ばれます。
「歩合給」「出来高給」といった名目で給与にプラスされ、営業職のモチベーションのひとつとも言えますね。
主なインセンティブ
インセンティブには大きく分けて３種類のパターンがあります。
・販売件数に対するインセンティブ
商品を売った件数に対して、１件につき○円といった形で支払われます。
・売上件数に対するインセンティブ
売上金額に応じたインセンティブです。金額の違うさまざまな商品を扱う営業に多い形式です。
目標達成率に対するインセンティブ
一定期間（月ごと、四半期ごとなど）の間にそれくらい目標を達成したかによって支払われるインセンティブです。
いずれにしても、インセンティブがあることによってモチベーションが高まり、より意欲的に仕事に取り組むことができるので、営業の仕事の魅力のひとつとなっているのは間違いありません。
営業職でおすすめの求人
営業のお仕事は、企業によってかなり働きやすさにバラつきのある職業と言えます。そこで、職場選びもとても大切になります。
こんな求人がおすすめ
・基本給がきちんと保証されている
どんなにインセンティブが高くても、いつも期待通りの結果が出るとは限らないのが営業です。
まずは時間を拘束されることに対する給与の保証をしっかりしてくれるかどうかは、よい会社であるかの判断基準になります。
・商材に魅力がある
扱う商材に魅力があるかどうかは、営業をかける上でとても大事なことです。
お客様が個人であっても法人であっても、必要とされる商品、役にたつサービスでなければ誰も購入してくれません。
営業職を選ぶ上で、どんな商材を扱っているかは必ず事前に聞いておきましょう。
・しっかりとした研修がある
誰もが最初は商品知識も経験もない新人です。
ですからしっかりとした座学や研修、先輩からの指導など、教育体制のある会社を選ぶことが大切です。
こんな求人は避けよう
・基本給が低すぎる
営業職で少なくないのが、基本給があまりにも低い、もしくは完全歩合制のもの。インセンティブが高く設定されていることもありますが、労働時間の対価としての基本給を低く設定している会社は、あまりおすすめできません。
・ノルマが厳しい
どう考えても達成できないような厳しいノルマを課す会社は、ブラック企業と言えますので避けましょう。
・罰則やペナルティがある
ノルマが達成できない人に対してペナルティを課したりする企業も、健全な会社とは言えません。
営業職のメリット・デメリット
どんなお仕事にも、やりやすいことがあれば難しいこともあります。ここでは営業のお仕事のメリット、デメリットをあげてみます。
営業の仕事のメリット
・自分次第で大きく稼ぐことができる
営業職の魅力はなんといっても、インセンティブがあるところ。
通常のサラリーマンなら月収２０～３０万円のところを、営業の人は月収１００万円以上稼ぐ人もいます。
・やりがい・達成感がある
営業職は、頑張りが数字に現れるお仕事です。事務職と違って販売実績が見えるので、頑張った分だけ評価がされやすいです。
また、自分の提案したサービスや商品が、相手の役に立ったり感謝されたりするととても嬉しいものです。
・コミュニケーション能力が上がる
営業は人とのコミュニケーションが不可欠な職種です。
なので相手の立場になってものを考えられるようになったり、どのように提案すれば相手に魅力を伝えられるかなど、コミュニケーション能力が磨かれていきます。
コミュニケーション能力はどんな職種でも活かせるスキルですので、これからの人生におおいに活用することができます。
営業の仕事のデメリット
・成果が上がらないとつらい
営業は、売上といつも向き合わなければならない仕事です。そのため、成績が思わしくないと肩身がせまかったりします。
・コミュニケーション疲れが起きる
営業は常に人と接する仕事です。そのため、常に相手を気遣って会話をする必要があり、対人関係のストレスを抱えてしまう人も多いです。
・インセンティブがないと給与が低くなりがち
いくら基本給が保証されていても、インセンティブありきのお仕事である感は否めません。たくさん契約を取れた時はよいですが、あまり契約が取れなかった月の給与は低くなりがちで、収入の波が大きい仕事とも言えます。
営業職のお仕事の多いおすすめの派遣会社
営業職が未経験の方や、よい職場で働きたいという人におすすめなのが派遣社員として働く方法です。
派遣会社が間に入ることによって、正当な給与・待遇を保証してもらうことができる他、派遣担当者さんのフォローも受けられるので、ブラックな職場に当たる可能性がかなり低くなります。
ランスタッド株式会社
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前給制度で人気の派遣会社
テンプスタッフ
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パーソルテクノロジースタッフ
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まとめ
以上、営業職についてでした。
どんな仕事にもよい面と悪い面がありますが、営業は頑張れば頑張るほど成果があがるという利点があります。
反面、対人関係やノルマなど、ストレスとなるポイントも多い職種なので、合う人と合わない人がはっきりと別れる仕事でもあります。
ぜひ参考にして下さい。
