長引くコロナ禍で、ますます希望者が増えているのが在宅ワークですね。
テレワーク・リモートワークという言葉も浸透してきている中、注目を浴びているのがAmazonの在宅勤務の仕事。家でお仕事ができるのは魅力ですが、どんな仕事内容なのか、応募条件や給与体制はどんなものなのかを知りたい人も多いでしょう。
今回は、そんなAmazonの在宅勤務のお仕事を徹底的にレビューします。
目次
Amazonの在宅勤務は「問い合わせ対応」
Amazonの在宅勤務は、カスタマーサービスと言われるお客様からの問い合わせ対応のお仕事になります。
問い合わせは大きく分けて電話・メール・チャットの3パターンになり、まずは電話・メールでの対応からスタートし、スキルアップした人はチャット対応も担当することになります。
また、「購入サポートチーム」「配送サポートチーム」「デジタルサポートチーム」の3チームがあり、それぞれ以下のような特徴があります。
購入サポートチーム
購入に関連するお問い合わせ、Amazonプライム関連の問い合わせ、お客様の登録情報などに関する問い合わせ対応
配送サポートチーム
Amazonの自社配送サービスに関するお問い合わせに対応。お客様、配送ドライバーからの等合わせを含む
デジタルサポートチーム
Kindle、Fire TV、EchoなどのAmazonデジタル機器関連の問い合わせややプライムビデオ、プライムミュージックなどのデジタルサービスに関するお問い合わせ対応
必要なスキルは?
Amazonを利用したことがある人はおわかりだと思いますが、商品の返品や交換に関する問い合わせ、注文キャンセルや配送に関する質問など、日々たくさんの問い合わせが入ります。
それらのお問い合わせに対応するお仕事のため、「コミュケーション力」「タイピング力」そしてなにより「クレームに対する耐性」が問われるお仕事になります。
コミュニケーション力
お客様の困りごとを適切にヒアリングして迅速に解決する必要があるので、ある程度の会話力、判断力が必要になります。
タイピング力
電話以外にも、メールやチャットでの問い合わせがある(チャット対応は習熟度の高い人が対応)ので、ある程度のタイピングスピードが必要になります。
とくにチャットでの対応は、入力スピードが必須になります。
タイピングスピードの判断基準として、
イー・タイピングでB以上が合格ラインと言われています。自分のタイピングスピードが知りたい方は、下記リンクからイー・タイピングにアクセスして、タイピングスピードをテストしてみましょう。
e-typing
https://www.e-typing.ne.jp/roma/check/
※B以上は、パソコンを使って文章を入力するお仕事をした経験がある人なら、落ち着いて打てば十分にクリアできるレベルです。
クレームに対する耐性
Amazonへの問い合わせには、やはり非常に多くのクレームが含まれます。そのため、クレームにいかに対応できるか、またクレームをいかに受け流せるかも適正が問われます。
必要な環境は?
在宅でお仕事をするにあたり、必要になるのが「通信環境」です。必ず有線LANでの接続が必須となり、必要な通信回線の速度は、上り下りともに20Mbps以上が必須になります。
とはいえ、現在の一般的な通信回線なら、20Mbpsを下回ることはないと思います。
光回線を使用している環境であれば、通常上りも下りも80Mbps以上は出ているでしょう。
もし自分の回線スピードを調べたい場合は、グーグル検索で「スピードテスト」を検索し、インターネット速度テストを実施してみてください。
機材はすべて貸出し
業務に必要な機材はすべて貸出ししてくれるので、通信環境さえ整っていればOKです。
・デスクトップパソコン
・サブディスプレイ
・キーボード
・マウス
・ヘッドセット等
個室で仕事をできる環境が必要
電話対応を含む問い合わせ業務のため、小さなお子さんの声が入ってしまったり、ペットの鳴き声が入ってしまわないよう、必ず個室勤務可能な人のみが応募可能です。
お客様対応と法人対応の違い
Amazonの在宅ワークの募集は、お客様対応の募集と、法人対応の募集に分かれている場合があります。
そのため、問い合わせ内容にも違いがあり、一般的なお客様対応と、商品の出品方法や管理画面の操作方法などの説明など、違いがあります。
応募資格は?年齢は?
Amazonの在宅ワークのお仕事は、基本的には成人している日本在住の方なら、年齢や性別、学歴などによる制限はありません。そのため、年配の人でも主婦の人でも、応募が可能です。
勤務時間は?
Amazonでは、「チョイスタイム」というシフト勤務制を導入しています。
チョイスタイムは、シフト作成ツールを使って好きな空き時間を選択できます。1時間ごとに選ぶことができるので、フルタイム勤務でも
10時~11時
14時~15時
19時~22時
といった飛び飛びのシフトで働くことが可能です。
時短勤務の場合は、1日3時間だけなどの働き方も可能です。
ただし、選択できる時間帯は必要とされている作業人員数を元に提示されるので、必ずしも希望の時間ばかり選択できるとは限りません。
服装は?
在宅勤務のため、服装は自由です。
時給は?給与は?
1100円~からの募集です。ただし、派遣会社経由での募集も多くあり、その場合は時給1450円など、時給が高くなる傾向があります。
また、22:00~5:00の勤務では、深夜手当25%となるほか、時間外手当25%、休日勤務手当35%など、在宅のお仕事としては比較的高い時給となっています。
・深夜勤務手当 (22:00-翌5:00までは25% up)あり
・時間外勤務手当(25%up)あり
・休日勤務手当(35%up)あり
福利厚生
福利厚生の一貫として、Amazonでのお買い物が10%割引になるほか、年間20000ポイントが付与されるなどの優待もあります。
・社会保険完備 (アマゾンジャパン健康保険組合、厚生年金、雇用保険、労災保険)
・社員割引購入制度(アマゾンショッピングサイト10%割引)
・会員制福利厚生制度(ポイント付与/年間20,000円相当)
・慶弔休暇、慶弔金支給
・育児支援プログラム
研修はあるの?
勤務開始から3週間~1ヶ月ほどの期間はトレーニング期間となり、マニュアルの理解や対応方法などの研修があります。
すべてオンラインでの研修のため、出社する必要は一切ありません。
Amazon在宅勤務に落ちることはある?
Amazonの在宅勤務応募はすべてオンラインで行われます。
選考は1次審査・2次審査があり、1次審査はWEB上での選択式テストを行う必要があります。
それを通過すると2次審査があり、オンラインで以下のような質問に答える必要があります。
・これまでにお客様のために考えて行動したこと、その結果
・これまでの仕事で経験したトラブルや大変だったこと
・PCのタイピングスピードや習熟度合いに対する質問
その時々によって質問の内容は変わる場合もあると思いますが、概ねこのような質問がされます。
結論として、Amazon在宅勤務の選考は落ちる人もそれなりにいます。1次審査では常識的な回答をしていれば通過は難しくありませんが、2次審査では、お客様への対応力やPCスキルの基本を見られているので、ここで落ちることが多いかもしれませんね。
とは言え、Amazonが求めているのは、キャリアやスキルよりも、「明るく人に接することができる人」「好奇心・チャレンジ精神のある人」のようですので、人柄をしっかりとアピールすることが大事です。
Amazonの在宅勤務のメリット・デメリット
メリット
在宅のお仕事としては時給が高い
在宅勤務は多くの人が憧れる勤務形態ですが、現実にはそれほどたくさん募集があるものではなく、ようやく見つけたとしても時給は大したことないことがほとんどです。
その点、Amazonの在宅勤務は時給が高いという点では他の在宅ワークと比較しても群を抜いています。
完全オンラインで完結する
Amazonの在宅勤務は、応募から研修・本業務開始まですべてオンラインで行われます。
必要な機材もすべて自宅に郵送されてきますので、一歩も家からでることなく、在宅ワークを始めることができます。
パソコンのスキルが向上する
常にパソコンに向き合って対応するお仕事ですので、パソコンの操作やタイピング技術が向上するのは間違いありません。
育児や家事と両立できる
勤務時間を細かく選択できるので、家事や育児と両立したい人にも働きやすくなっています。
社員登用もあり
頑張ってお仕事を続けていれば社員登用の道もあるので、大手Amazonで社員を目指したい人には、正社員への近道と言えます。
デメリット
クレームとの戦い
Amazonの問い合わせには、やはりクレームが多く含まれます。商品の不具合や配送のトラブル、お客様の勘違いによるものまで、すべて対応しなければいけません。
そのため、クレームに対して耐性がないとつらい仕事になります。
在宅とは言え、まったく気が抜けない
在宅ワークというと、自分の家でのんびり仕事ができるという幻想を抱いてしまいがちですが、実際は出社して仕事をするのと変わりないくらい、緊張感がある仕事です。
通信費は自分持ち
インターネット回線などの通信費は、Amazonが負担してくれるわけではありません。そのため、自宅に通信環境が整っていない人はわざわざ回線を設置しないといけないので、デメリットは大きいでしょう。
ですが、もともとインターネット回線を利用している人ならその環境をそのまま使えるので、特に負担を感じることはないでしょう。
Amazon在宅勤務の口コミ・レビュー
よいレビュー
よいレビューでは、やはり在宅で働けるメリットを挙げている人が多いようです。
在宅+高時給という求人はなかなかないので、その点では魅力は大きいですね。
悪いレビュー
悪いレビューでは、クレーム対応のつらさを挙げている人が大半でした。そのほか、覚えることが多すぎて割に合わないと言った声もありました。
Amazon在宅勤務はどこから応募するの?
Amazonの在宅勤務の募集は、Amazonの公式サイトで募集されています。
しかし、実はAmazon在宅の募集は、派遣会社からの募集も多くあり、派遣会社経由のほうが時給が高くなる傾向にあります。
また、派遣会社経由で応募したほうが、選考を通過できる可能性が高くなります。なぜなら派遣会社はひとりでも多くお仕事に従事してほしいため、選考通過に必要なサポートを行ってくれるからです。
その代わり、派遣会社経由での勤務の場合は、好きな時間を選んで勤務できるチョイスタイムが利用できない場合があります。深夜勤務などは派遣会社が勤務状況などを把握できない場合があるため、10時~19時などの定時シフトでの勤務になるケースもあります。
【まとめ】Amazonの在宅勤務はつらい?楽?どんな人におすすめ?
Amazonの在宅勤務は、クレーム対応のお仕事と言えます。
そのため、クレームを受け流せる人でないとなかなかつらい仕事でしょう。そのかわり、もともとコールセンターのお仕事を探している人なら、わざわざ電車に乗って出社しなくても自宅でお仕事ができる点において、とてもおすすめのお仕事です。
時給も高く、好きな時間を選んでお仕事をすることができるので、家事や育児で家を開けられない主婦の方にもおすすめですね。
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