大学生の働いてみたいアルバイトで常に上位にランクインする
スターバックス、通称「スタバ」。
男女ともに憧れのバイトとなっていますね。
スターバックスで働いていると、それだけで一種のステータスになり、
就活にも有利と言われています。
今回はそんなスターバックスのお仕事レビューです。
目次
スターバックスとは
スターバックスは、アメリカワシントン州のシアトル生まれのコーヒー
チェーン店で、1995年に日本にもやってきました。
日本国内では、スターバックスコーヒー ジャパン株式会社が運営して
いて、トップクラスのカフェチェーン店となっています。
回転率を高めないと利益が出ないとされるコーヒーチェーン店の常識を
覆し、ゆったりと寛げるソファがあり、Wifi完備などのサービスを徹底
して口コミで全国に広がっています。
キャラメル マキアートやスターバックスラテ、抹茶クリームフラペチーノ
などが人気メニューとなっています。
スターバックスのキャリアアップ制度について
画像参考:スターバックスオフィシャルサイト
http://www.starbucks.co.jp/recruit/info/career.html
スタバでは、すべての従業員のことを「パートナー」と呼びます。
スタバでは、業務経験に応じて3段階のキャリアアップがあります。
バリスタ
パートナーになってまず最初のキャリアが「バリスタ」としてのスタート
です。バリスタとして、レジ、接客、ドリンク提供、商品説明などの基本
業務を完璧にこなせるようになると、次のキャリアへ進むことができます。
バリスタトレーナー
「バリスタトレーナー」は、新人パートナーのトレーニングを行う
ポジションになります。
自分の経験や知識を新人パートナーに伝え、育てていくのがこの
ポジションの役割です。
シフトスーパーバイザー
そして最後が「シフトスーパーバイザー」というキャリアです。
シフトスーパーバイザー(時間帯責任者)は、店長(ストアマネージャー)
とともに店舗管理全体に携わるポジションです。
商品の在庫管理、パートナーのシフト管理、店舗運用など、お店の経営
に関わります。ここからさらに、社員登用試験にもチャレンジできるなど
成長するにつれてどんどんステップアップしていくシステムになって
います。
コーヒーのプロフェッショナル「ブラックエプロン」
上記のキャリアアップを重ねても、なることができないのが
ブラックエプロンです。
ブラックエプロンは、バリスタの中でも特別に認められたコーヒーの
プロ中のプロです。
通常、スタバは緑エプロンからスタートします。
そしてバリスタとして業務をこなしながらキャリアアップをして
いきますが、それとは別に認定試験を受けて、見事合格した人だけが
コーヒーマスターになることができ、ブラックエプロンを着用する
ことを許されます。
この認定試験のことをBA(Black Apron)テストといい、年に1度
開催され、合格率10%以下の狭き門となっています。BAテストは
スタバだけでの知識でなく、コーヒーに関するトータルな知識を
要求されます。
ちなみに全国のスタバのバリスタが約2000人いる中で、ブラック
エプロンは全体の1割り程度しかいません。
そのため店舗にブラックエプロンが1人もいないことも普通に
あります。
ちなみにブラックエプロンになるためには、バリスタになってから
2年程度かかると言われています。
ブラックエプロンの胸についている星マークは、このBA試験に合格
した数です。星が5つついている人は、この難しいテストを5回も
合格したツワモノで、まさにコーヒーのプロフェッショナルですね。
スタバのバイトの仕事内容
スタバのお仕事には、以下のようなものがあります。
キャッシャー
レジ打ち業務です。
お客様からご注文をお伺いしてオーダーを通し、お会計をして
商品をお渡しします。商品説明や接客も含まれるところになります。
また、コーヒー豆やサニーボトル、タンブラーなどの関連商品の
販売も行います。
ビバレッジ(ドリンク)作成
スタバでは、飲み物全般をビバレッジと呼びます。
スタバで提供する飲み物は以下のようなものがあり、バリスタは
これらのビバレッジを作れるようになる必要があります。
研修と実践を通して、おいしいビバレッジを作れるようになれれば、
他のアルバイトにはない満足感を味わうことができますね。
※画像参考:スターバックスオフィシャルサイト http://www.starbucks.co.jp/beverage/
季節のおすすめ
季節や時期ごとに提供されるもの
ティー
紅茶系のもの
コーヒー
コーヒー豆を浅煎りし、ドリップ式抽出したもの
エスプレッソ
焙煎豆を深煎りにし、エスプレッソマシンで抽出したもの
カフェラテ
エスプレッソにミルクを加えたもの
カプチーノ
エスプレッソに泡立てた牛乳を加えたもの
マキアート
エスプレッソに少量の泡立てた牛乳を加えたもの
フラペチーノ
上記の飲料に氷と一緒にミルクなどを混ぜて作ったもの
また、スタバでは一般的なS、M、Lのサイズ表示ではなく、下記の
4サイズから選べるようになっています(選べないものもあります)。
・Short ショート:(240ml)
・Tall トール:(350ml)
・Grande:グランデ(470ml)
・Venti :ベンティ(590ml)
フードの温め
スタバではフードは基本的に店内での調理は行わず、温めて提供します。
テーブルの片付け
お客様が退店したあとのテーブルの片付けを行います。
洗い物
お皿、カップ、グラス、器具などをきれいに洗います。
スタバには自動洗浄機があるため、それも活用しながら早く丁寧に
洗う必要があります。
スタバでは清潔感が命なので、決して洗い残しなどのないように
しなければいけません。
清掃業務
店内やトイレ、お店の外などの清掃を行います。お客様に快適な空間を
お届けできるよう、細かいところまできれいにしておく必要があります。
時給はどれくらい?
800円~1250円あたりが相場です。
キャリアアップとともに時給もアップすることが可能です。
スタバは年に3回の昇給があるので、頑張り次第で時給アップが
見込めます。
未経験でもOK
スタバは未経験でも応募可能です。
また、コーヒーの知識がまったくなくても大丈夫。一から
研修で学ぶことができます。
高校生の応募はできる?
残念ながら、高校生の応募はできません。ただし、すでに卒業が
決まっている高校3年生であればOKです。
長期で働ける人が求められる
スタバは、1年以上の長期で働いてくれる人を募集しています。
そのため、フリーターや大学生、主婦が歓迎されます。
大学生であっても、就活や卒業を控えた3年生以上の人は採用され
にくく、新入生のほうが採用率は高くなります。
服装・身だしなみについて
スタバは身だしなみに厳しく、髪色は原則として黒に近い髪色で
なければいけません。(多少の染髪であればOKの店舗もあります)
また、女性であっても長すぎる場合はひとつにまとめてくくる
必要があります。
ネイルやアクセサリー類はすべて禁止となっています。
支給されるのはエプロンのみで、白やベージュ系のシャツと
黒系のパンツ、スカートを自分で用意する必要があります。
ジーンズはNGとなっています。
また、靴も黒系のスニーカーがベストです。
しっかりとした研修期間がある
スタバには、実質80時間の研修期間があります。
80時間といえば約2~3ヶ月になります。この研修中にスターバックスの
歴史や理念などの勉強から、コーヒーの入れ方、テイスティング、接客の
コツなどを覚えていきます。
そして最後に待ち受けるのが、「バリスタ認定試験」と呼ばれるテストです。
このテストを通過して、一人前のバリスタとして働くことができるように
なるのです。
スタバのコミュニケーションツール「GABカード」
スタバでは、仲間同士のコミュケーションツールとして、GBABカードと
いうものがあります。
これは、カードにメッセージを添えて仲間に渡すもので、例えば
何を注文しようか困っているお客さんに、上手に説明をしてあげたとき
などに、まわりで見ていた仲間がカードにメッセージを添えて渡すと
いうもの。
「○○君、今日おじいちゃんにすごくうまくコーヒーの違いを教えて
あげてましたね。すごいです♪」と言った具合です。
カードには「思いやりを持つ」「豊富な知識を備える」「参加する」
「心を込めて」「歓迎する」などがあって、メッセージに見合った
カードを渡します。
こうしたツールがあるのも、スタバで働くパートナーがイキイキと
仕事をしている理由のひとつなのです。
スタバのアルバイトのメリット
モテる
とくに大学生の場合、スタバで働いていると言うとかなりの
確率でモテます。これは男女ともに言えることですね。
特典がたくさんある
スタバで働くと、さまざまな特典があります。
パートナードリンク
出勤時、退店時、休憩時の3回、好きなドリンクを飲むことができます。
「おつドリ(お疲れドリンク)」なんて言い方をします。どのメニュー
でも飲めますし、トッピングも無制限なので、とても好評です。
パートナー割引
全国すべての店舗で、15%の割引購入ができます。
パートナービーンズ
1週間に一度、好きなコーヒー豆を100gもらうことができます。
コーヒー、ドリンクに本当に詳しくなれる
はじめはまったくの素人でも、必ずコーヒーやドリンクに詳しく
なれます。
作れないものはないとまで言えるほどに詳しくなります。
正直、これだけでもかなりモテますし、コーヒーの知識は
少なからず、将来に役立つことが多いです。
試食・試飲ができる
新メニューなどの試食や試飲ができます。
自主性が身につく
スタバでは、自ら進んで接客を行う自主性を重んじているため、
常に自分で考えて行動する姿勢が身につきます。
やりがいがある
スタバはバイトの中でも特にステータスが高いと言われるバイトで、
スタバで働いていることにプライドを持っている人も多く、とても
やりがいを感じます。
就活に有利
スタバで働いていると就活に有利と言われます。
ただし、スタバで働いているというだけで有利になるわけではなく、
自主性を学びやすい環境であることが評価されるということです。
健康保険完備
勤務時間に応じて、健康保険に加入できます。
昇給制度がある
年に3回、昇給制度があります。
出会いもある
同年代の男女が集まるバイトなので、出会いもあります。
スタバのアルバイトのデメリット
競争率が高い
スタバのバイトは人気のため、競争率が高いです。
そのため、必ず採用されるとは限らないのがつらいところです。
接客が苦手な人には不向き
スタバの業務は、接客がすべてです。
そのため、人と接するのが苦手な人には向きません。
高校生は働けない
高校生は採用してもらえません。
長期の勤務が求められる
1年以上、長く働いてくれる人を求めているため、短期的に
働きたい人では採用されにくいです。
仕事量に対して時給が低い
忙しい割には時給が低いという意見もあります。
時給については、店舗によっても差が出てくるところです。
いいお客さんばかりではない
やはり接客業ですので、嫌なお客さんもいます。
自主性が重んじられる
スタバの理念は、「接する、発見する、対応する」です。
つまり、自ら接客し、ベストな方法を発見し、自分で考えて対応する
ということです。
そのため、自分から進んで物事に取り組む姿勢がないと務まりません。
うわさの真相 ~顔面接はほんとにあるの?~
「スタバには、顔面接がある」といううわさがささやかれています。
かっこいい、かわいい男女しか採用されないといううわさですが、
実際のところ、これは事実ではありません。
長く働いてくれるか、シフトにたくさん入ってくれるかが採用時に
もっとも重視されるところです。
スタバの店員がかっこよく見える理由、それはみんな笑顔で接客
態度もとてもさわやかだからです。
つまり、顔の良し悪しとは関係なく、笑顔や態度が素敵なので
みんなかっこよく、かわいく見えるのです。
スターバックスの面接対策
スタバで働きたい人は、ある程度面接に備えて心づもりが必要です。
競争率が高いため、しっかりと対策をしておきましょう。
質問される内容
・志望動機(なぜこのスタバを選んだのか)
・長所や短所
・将来的になにを目指したいか
・趣味
・スタバで働くことで、何を得たいか
・休日の過ごし方
・好きなドリンク(コーヒー)
これらの基本的な質問には、答えられるよう準備をしておきましょう。
また、最低でも一度は自分の働きたい店舗にお客として行って
おくことをおすすめします。
勤務可能日数は重要
スタバは長く働ける人を求めているため、シフトにどれくらい
入れるかが採用の成否の大半をしめます。
やはり最低でも、週3日以上は必須です。
どうしても働きたければ、週4~5日は可能と伝えたほうがいいですね。
また、
・土日祝も入れるか
・オープン時間、閉店時間も入れるか
・テスト期間中も入れるか
などの質問をされたときは、できる限りOKと答えたほうがよいでしょう。
受け答えはできるだけ明るくはっきりと、笑顔で答えるように
しましょう。
うまく受け答えできなくてもいいので、誠実に答えたほうが印象はいいです。
緊張は誰でもするし、面接官もわかっています。変に緊張してませんよ
みたいな態度を取るとかえって逆効果。
緊張してます、でもがんばりますみたいな感じで望むほうがいいですね。
面接時の服装
服装は私服で問題ありませんが、清潔感のあるフォーマルな格好をして
行きましょう。無地でシンプルなシャツやパンツがよいですね。
スタバのアルバイトはつらい?楽?
スタバのアルバイトは、求められるクオリティが高いです。
覚えることも多く、常に接客のプロとしての意識が必要で、
そうした「意識高い系」のアルバイトが集まるところと
言えます。
そのため、仕事にやりがいを求める人には、とても働き
やすいバイトです。楽な仕事とはいえませんが、充実して
働くことができます。
まとめ
スターバックスは、学生に大人気のアルバイトです。
学べることも多く、就活にも有利だったり、モテる要素も
あったりと、社会的地位の高いお仕事と言えますね。
ここで学んだドリンク作りの知識は一生使えますし、接客の
プロとして必ず将来の役にたちますので、若いうちに一度は
経験しておきたいバイトですね。
興味がある人は、必ずチャレンジしてみて下さいね。
スターバックスのアルバイトの総合評価 | |||||||||||||||||||||
| おすすめ度 | ||||||||||||||||||||
この仕事に向いている人 | |||||||||||||||||||||
意識の高い仕事をしたい人 / かっこよく働きたい人 / コーヒーが好きな人 / 接客が好きな人 | |||||||||||||||||||||
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