ゲーム好きにはたまらないデバッガー。ゲームテスターとも言います。
一体どんなお仕事かと言うと、発売前のゲームをプレイして動作に不具合がないか
をひたすらチェックするお仕事で、デバッグをする人の事をデバッガーと言います。
今回はそんなデバッガーのお仕事をレビューします。
目次
デバッガーってどんな仕事？
デバッガーはバグを発見するのが役割
開発中のゲームは、プログラマーが予期しないバグが数多く存在しているため、
デバッガーはゲームをテストプレイして、バグを発見するたびに
プログラマーに報告します。
「どんな手順で操作したか」「どれくらいの頻度で発生するのか」など、
バグを修正するために必要な情報を報告書に細かく記録して、
プログラマーに修正してもらいます。
ひたすら同じプレイを繰り返す
バグを一つ残らず見つけるには、与えられた役割をもくもくと繰り返す
必要があります。
例えばRPGのゲームなら、同じフィールドを延々とあるき続けるとか、
同じ扉に繰り返し出たり入ったりするなど。
また、広大なマップを一歩歩いてはAボタンを押し、また一歩歩いては
Aボタンを押すとった地味な作業を長時間行うことも多い仕事です。
逆に、自由にプレイしてバグを見つけるパターンもあり、その都度
やることが変わります。
時給はどれくらい？
１０００円～１４００円と、なかなかの高時給です。
募集形態は２種類
デバッガーのお仕事は、デバッグを専門に請け負う会社からの募集と、
ゲームメーカーからの直接の募集があります。
デバッグ専門の会社の場合、複数のメーカーと取引があるため長期的に
仕事がありますが、ゲームメーカーからの募集の場合は開発中のゲームの
デバッグが終わると一旦終了となる短期のものが多いです。
未経験でもできる？
デバッガーのお仕事は未経験でも大丈夫なところは多いです。
それほど特殊なスキルは要求されませんが、普段からあまりゲームをやらない
人よりは、ゲームが好きな人のほうが採用されやすいと思います。
守秘義務は絶対に守らないといけない
発売前の新作ゲームですから、情報漏えいについては厳しく管理されます。
万が一ゲームの情報を漏らすようなことがあると、最悪の場合ゲームの発売に
まで影響が出るケースもあり、大変な損害になります。
そのため、必ず契約書にサインが必要になります。
男女の比率は？
やはり仕事の性質上、男性が圧倒的に多いです。
女性は１～２割程度です。ただし男性が優遇されているということでなく、
この仕事を希望するのが男性が多いということであって、女性だから
採用されにくいというわけではありません。
ドラクエ３の冒険書は、消えてしまった後でも復活が可能だった！？
誰もが知るドラゴンクエスト。
ドラクエ２までは復活の呪文をわざわざ紙に控えなければならなかったのですが、
ドラクエ３になって、冒険の書に保存ができるという画期的な進歩をとげました。
ところがこの冒険の書、せっかく保存したのに頻繁に消えてしまったのも有名な話。
おどろおどろしい呪いの音楽とともに、「おきのどくですが ぼうけんのしょ○は
きえてしまいました」という鳥肌メッセージが。。。多くの人がこれに泣かされました。
この冒険の書の消失もいわばバグのひとつなのか？と思いきや、実はこの時、
冒険の書はまだ消えていない可能性が高いことをご存知でしたか？
この呪いの音楽が鳴りだした時、実はプログラム上の何らかのエラーが発見されて
いる状態だそう。例えばカセットの接触不良であったり、なんらかの衝撃を受けて
いたりして、起動時の読み込みに失敗した状態なんだそうです。
そうしたエラーがあると、ドラクエ３のプログラムは、それ以上の二次被害を
誘発しないよう、「意図的に冒険の書を消す」という処理が走る仕様になって
いたそうです。
なんでそんな仕様に！？と思ってしまいますが、やむを得ない事情があったのでしょう。
それよりも大事なのは、実はこの呪いの音楽がなり終わるまでは、まだ冒険の書は
消えていなかったという事実。冒険の書を消すという処理が走るのは、音楽が
鳴り終わった後なのだそうです。
つまり、この音楽が鳴り出したら、急いで電源を切って再起動をすれば冒険の書は
助かる場合があったというのです。びっくりですねー。
実際、そうした報告が数多く寄せられていたそうです。
もしあの当時知っていれば、多くの人が救われたかもしれませんね。
デバッガーのメリット
発売前のゲームができる
何と言っても、まだ発売前のゲームができるのはうれしいですね。
とくにみんなが発売を待ちわびているような話題のゲームだと、
優越感もあります。
肉体的に楽
座り仕事なので、肉体的には楽です。
服装が自由
だいたいの会社は、服装は自由で、髪型やピアスなども特にうるさく
言われないところがほとんどです。
オフィスで仕事ができる
開発中のゲームに関わるため、情報の漏れないオフィスでのお仕事になります。
快適な環境でゲームができます。
達成感がある
自分がチェックしたゲームが世の中に出ていくので、やりきった時の達成感が
味わえます。
ゲーム好きの仲間と出会える
デバッガーに応募してくる人は、やっぱりゲーマーが多いです。
ゲーム好きが集まるので、趣味の同じ仲間と出会えます。
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デバッガーのデメリット
募集が少なめ
デバッガーの仕事は募集が比較的少なめです。
また、ゲーム好きな人はいつも探しているので、デバッガーの仕事を
探している場合は、見つけたら即応募が鉄則です。
目が疲れる
目を酷使する仕事なので目が疲れやすく、肩こりや頭痛など、
大変な事もあります。
短期の仕事が多い
ゲーム会社の直接の募集の場合はとくに、ゲームが完成するまでの
短期間の募集が多いです。
精神的にきつい
同じ動きをひたすら繰り返したり、地味な作業を繰り返すケースもあるため、
精神的にきついこともあります。
残業も多い
発売直前ともなると、最後の追い込みに入ります。
そのため残業が必要になることもあります。
スマホゲームやアプリのデバッグも
最近の傾向としては、テレビゲームだけでなくスマホゲームやアプリなどの
デバッガーの募集もあります。
ゲームが多様化してきて、仕事のジャンルも広がってきました。
まとめ
デバッガーは、趣味を仕事にできるという意味では数少ない仕事の
ひとつだと思います。
外で働くのが苦手という人でも、ゲームが好きだからこれならやれると
いう人も多いですね。
仕事自体は比較的多めの人数で取り組む仕事ですが、作業はひとり
黙々と画面に向かう時間が長いので人と接するのが苦手な人も
働きやすいかもしれません。
肉体労働が苦手な方にもおすすめですね。
ぜひ参考にしてみて下さい。
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デバッガーのアルバイトの総合評価 | |||||||||||||||||||||
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| この仕事に向いている人 | |||||||||||||||||||||
| ゲームが好きな人 / 短期で働きたい人 / 肉体労働が苦手な人 / もくもくとする作業が好きな人 | |||||||||||||||||||||
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