本が好きな人なら、一度は働いてみたいと思う本屋のアルバイト。
実際の仕事内容はどんなものか、気になる人も多いでしょう。
今回はそんな本屋さんのバイトについてレビューします。
目次
本屋さんの仕事内容
本屋さんの仕事は、レジ業務とフロア業務、そしてその他の業務があります。
レジ業務
アルバイトの場合、レジ業務を任されることが一般的です。
レジ業務はその名の通り、レジに商品を持ってきたお客さんの
会計を担当します。
レジ業務で意外と面倒なのが、支払い方法がたくさんあること。
本屋の場合、クレジットカードや現金支払のほか、図書カード、ギフトカード、
図書券などでの支払いもあるので、覚えることは細かくあります。
ポイントを発行したり、本に関するお問い合わせに対応する必要もあります。
また、本にブックカバーをつけたり、しおりを挟んだりするのも業務の
うちです。ラッピングやプレゼント包装などもあります。
フロア業務
本を陳列したり品出しをしたり、ポップを作ったりします。
シュリンクと呼ばれる立ち読み防止のナイロンをつけるのも仕事です。
これがけっこうめんどくさく、大量に本を入荷した日は大忙しになります。
本の棚の陳列を変えたりするのはなかなか大変です。
本はまとまるとけっこう重いため、特に女性にはなかなかの重労働になります。
そのため品出しや陳列作業は、男性アルバイトが割り当てられるところが
多い傾向にあります。
また、本の場所を聞かれたり本の内容を聞かれたりもするので、
本に対する一通りの知識も必要になります。
そんなに毎日本の並べ替えとかあるの?と思うかもしれませんが、
本屋さんの本の回転はけっこう早く、週刊誌や月刊誌など、定期的に
入ってくるものもたくさんあるので、フロア業務も常に一定の
忙しさがあります。
掃除
レジ業務、フロア業務以外で忘れてならないのが掃除です。
掃除機でフロアをきれいにしたり、はたきで本をパタパタしたりします。
本は商品なので、ほこりをかぶっているような状態では売り物になりません。
その他の業務
ネット通販を行っているお店では、ネットから入った注文の
発送なども必要になります。
また、お店によっては本の発注をバイトが行うところも
あります。
他にも、売れ残った本をダンボールに詰め、送り返すという作業が
あります。これがなかなか大変で、ダンボールにつめた本はかなり
重たく、重労働です。
時給はどれくらい?
850円~1100円くらいが相場です。
本屋さんは、基本的に早朝勤務や深夜勤務がないため、
それほど時給は高くならない傾向にあります。
勤務体制は?
勤務はシフト制のところが多いと思います。
大型店なら1日4時間~くらいからのシフトを組んでいるところが
多く、逆に小規模なお店や個人経営のお店では、1日単位での出勤を
求められるところも多いでしょう。
どんな人が働いている?
本屋さんでは、フリーターや主婦の人が多く働いている傾向に
あります。また、夕方から大学生もシフトに入ってくるところが
多いです。
日払い・週払いはある?
本屋さんに直接雇用された場合、日払いや週払いはないところが
多いでしょう。事前に問い合わせてみましょう。
本屋さんのバイトのメリット
大好きな本に囲まれて働ける
本屋さんではたくさんの本に囲まれて仕事ができるので、
本が好きな人にとっては、とても楽しい空間と言えます。
新刊の情報がいち早く手に入る
本屋さんでは毎日新しい本が入荷されてくるため、
本の情報に誰よりも詳しくなれます。
本の知識が深まる
たくさんの本の情報が入ってくるので、本のジャンルや知識も
得ることができます。
社内販売で本が購入できるところも
社内販売割引で本を買えるところもあるので、本好きには
うれしいです。
社内割引は、だいたい10%ほど安く購入することができ、
社員だけでなくアルバイトでも利用できますので、本好きには
うれしいですね。
本屋さんのバイトのデメリット
基本的に立ち仕事
本屋さんの業務はレジ業務か、フロア業務です。
どちらも立ち仕事なので、一日中立っての仕事になるため、
慣れるまではなかなか大変です。
意外と重労働
本はまとめて持つとけっこう重く、陳列作業や品出しは思って
いる以上に重労働です。
高いところや低いところに本を出し入れしていると、腰が
痛くなることもあります。
本の場所を覚えるまでが大変
とくに大型店にともなると、広いフロアのどこになんの本が
あるのかを覚えるのはけっこう大変です。
作業が単調
本屋の業務は、一日中レジを打ったり、在庫を数えたりと単調な
作業が多く、時間の立つのが遅く感じる人もいます。
大型店と一般の本屋の違い
ジュンク堂や紀伊国屋など、大型店舗の本屋ではアルバイトはレジ業務が
メインで、フロアや裏方作業はあまりないか、閉店後の作業となる
ことが多いようです。
理由は、大型店は常に一定のお客さんがレジに並ぶため、レジを空にする
暇がないためです。
逆に地元の個人店や小さな書店では、それほどレジにお客さんが並ぶことが
ないため、品出しや裏方作業も並行して行う必要があります。
大型店と小・中規模店、どちらが楽?
大型店の場合、常に一定のお客さんがいるため、暇な時間はあまりありません。
レジ業務はずっとレジ業務、フロア業務はずっとフロア業務のため、
作業が単調になる傾向にあります。
逆に小・中規模店は、アルバイトの数が少なく、すべての業務をひとりで
こなさないといけないところも多いです。しかし、お客さんが少ないので、
空き時間ができることもあり、一通り仕事をこなせるようになれば、
楽に働けるようになります。また、個人店ではレジの裏側にパイプ椅子を
用意してくれているところもあるので、こういうお店で働けるとかなり
楽ですね。
出版業界で働きたいなら本屋のバイトはおすすめ
本屋さんには常に出版業界の営業の方が行き来しています。
そういった方々と交流を持てたりすると、何かとチャンスにつながりますし、
業界のルールや知識も得ることができるので、本屋さんのバイトはとても
就活に有利になるでしょう。
書店の形態について
本屋さんといっても、いくつかの形態があります。
書店系
一般的な本屋さんの形態です。
古本系
古本やゲーム、CDなどを取り扱うお店です。
本だけでなく色々なものを取り扱うため、少し書店系の仕事内容とは
異なり、買い取りなどの作業も付随してきます。
レンタル系
TUTAYAなどに代表されるレンタル系のお店です。
こちらも一般的な本屋とは異なり、むしろレンタル業務のほうがメインと
なります。
正直なところ、古本系やレンタル系は、一般的な本屋さんとは
別物ととらえたほうがよいかもしれません。
本屋さん裏話
見本誌であまった付録を安く譲ってもらえる
雑誌には「見本誌」というものがあります。
見本誌とは、発売前の雑誌や本があらかじめ関係者に配られる冊子の
ことですが、付録つきの見本誌もあります。
本屋さんで働いていると、見本誌に付属する付録を安く譲ってもらえたり
します。雑誌は別にいらないけど、付録は欲しい!という人も多いはず。
本屋さんならではの利点です。
本の利益ってどれくらい?
本屋さんで売られている本の利益率を知っていますか?
本一冊の利益率は、約20%。つまり、1000円の本が売れると、
200円の利益になるわけですが、これは正直、かなり安いです。
なので、本屋さんは薄利多売で利益を上げていくしかなく、そのため
時給も低めになってしまうという現実があります。
まとめ
本屋さんの仕事は、人気のある仕事です。
反面、入ったお店によっては思ったよりもしんどかったという意見も
あり、その理由として「レジ業務ばかりで辛い」「思ったよりも重労働」と
いうものが上げられます。
逆に本屋さんが楽しいという意見としては、「覚えてしまえば簡単」
「本を安く買える」「POPや店作りを任せてもらえる」などが上げられます。
また、出版業界に就職したい学生にもメリットがあるので、常に一定の
人気があるバイトです。
興味のある人は、ぜひ応募してみて下さいね。
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