塾講師は、大学生に人気のアルバイトです。
教えるという満足感を得られ、肉体的にも楽な事が多く、時給も
高めなので一度はやってみたいという人が多いですが、実際には
どんな仕事なのでしょうか。
筆者は大学生の頃は塾講師をしたことはありませんでしたが、
社会人になったあと、知人が塾を立ち上げたため、頼まれて
しばらくの間、中学生に英語を教えていました。
今回はそんな塾講師の仕事についてレビューします。
目次
塾講師の仕事ってどんな内容?
塾講師は、その名の通り塾に通ってくる生徒さんに授業を
するお仕事です。
だいたい1コマ90分で、3名~20名くらいに授業を
します。人数によって、個別授業と集団授業という呼び方
をします。
集団授業
10名~20名で授業をします。
授業をしている時点では全員の理解度は把握しづらいので、
最低限のペースを保ちながらスケジュールにそって授業を
進めていきます。
個別授業
1名~3名で授業をします。
個別授業は生徒との距離が近く、マンツーマンの教え方に
なるので、生徒ひとりひとりの理解度を把握しながら教え
ることができます。
みんなより授業が遅れていたり、人より理解が遅れてきた
子は、個別授業をしたりします。
授業外の雑務
授業だけでなく、それに付随した仕事もあります。
テストの採点・添削・丸つけから、資料の準備、掃除
などもあります。
夏期講習や冬季講習前などは、テキストを作ったりと
準備に大忙しになりますので、それらのお手伝いも
必要になります。
時給はどれくらい?
1200円~2000円くらいで、個別授業よりも集団
授業のほうが時給は高めの傾向にあります。
塾講師のメリット
時給が高い
一般的なバイトよりも時給が高めのため、あまり長時間
働けない人でも効率よく働けます。
大学の後など、短時間で働ける
準備時間を含めても2~3時間でいいのが魅力です。
肉体労働と比べて楽
ほとんど体を使う仕事はないので、労働間はなく、肉体的
にはとても楽です。
就職活動に有利
塾講師のアルバイトは、就職活動に非常に有利です。
とくに教職につきたい人は、絶対に経験しておくべき仕事
です。
自分の知識を再確認できる
大学生になると、受験勉強で一生懸命学んだことも忘れて
しまいがちですが、塾講師をしていると自然と過去に学ん
だことを復習でき、知識が定着します。
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塾講師のデメリット
学歴や知識が必要
勉強を教える仕事ですので、やはり大学生以上である事や、
人に教えるだけの学力は必要になります。
採用には試験がある
どこの塾でも、採用のさいには学力テストがある事が多い
です。
時間外の仕事が多い
時給は授業時間にたいして発生する場合が多く、それ以外の
準備時間は時給が発生しない場合もあります。
大きく稼ぐには複数の授業を持たなければならない
たとえ時給は高くても、週の2コマといった少ない授業数
だと、なかなか大きく稼ぐことは出切ません。
複数の教科を教えるなど、コマ数を多く持たなければ
いけません。
簡単には休めない
一度授業を受け持つと、そう簡単には休めません。
授業の流れもありますので、代わりの先生に引き継がないと
いけませんが、自分も代わりの人も大変です。
生徒も、先生がかわると勝手が違ってしまい、勉強しにくく
なってしまいます。
~ハサミの切れ味をよくする方法~
長いあいだハサミを使っていると、だんだん切れ味が悪くなってきます。
そんな時に簡単にハサミの切れ味を回復させる方法。
アルミホイルを用意して、2回ほど折りたたみ、切れ味の落ちたハサミで細く切っていきます。
これを何回か繰り返すうちにハサミの切れ味がよくなります。
狙い目は理数系
英語や社会などの文系の科目より、数学、科学、生物などの
理数系の科目のほうが講師が不足してる現状があります。
そのため、理数系を教えられる人は重宝されます。
こんな先生が人気
生徒に好かれる先生は、なんといっても身近に感じられる先生
です。
生徒がわからないところを、「先生、わからないよ!」と
言いやすい先生ですね。
どんなに頭が良くても、いい大学に通っていても、ぶっきらぼう
に淡々と授業を勧めるような先生は人気がありません。
授業中も、生徒が退屈しないようにうまく雑談を入れてみたり、
ひとりひとりにうまく声をかけてあげられる先生は人気があり
ます。
中には、生徒を無視してマイペースで授業を進めて、時間がきたら
サッサと帰ってしまうタイプの人もいますが、こういう先生は
子どもたちに好かれませんし、いずれ親からクレームがきます。
ですので、まずは子どもたちに身近な先生を目指すのがいいですね。
ぶっちゃけ、塾講師は楽?つらい?
自分の経験上、塾講師の仕事肉体的にはとても楽です。
人に教えるという貴重な経験もできますし、やりがいもあります。
自分のスキルアップにもつながりますので、経験を積みたいという
人や、将来教職につきたい人には非常にお勧めの仕事です。
反面、時給は高いもののそれほどたくさんの時間働けないため、
月にたくさんお金を稼ぎたい人にはものたりないでしょう。
他のアルバイトと並行するか、複数の授業を持つ必要があります。
また、時給に反映されない雑務や手伝い、残業が耐えない塾も
多く、お金にならない拘束時間が多いという不満もきかれます。
まとめ
塾講師は、大学生に人気のアルバイトです。
筆者は人前に立つのが苦手だったため、学生時代も塾講師は選択肢に
すらなかったのですが、知人に頼まれて、30歳を回ってから教壇に
立つことになりました。
相手が中学生にも関わらず、初日はめちゃめちゃ緊張して足が震えて
とまらなかったのを今でも覚えています。
ですが、それもすぐに慣れ、やりだすとすごくやりがいがあって、
どうやったらみんなにわかりやすく教えられるかを1日中考えて、
テキストとにらめっこするようになりました。
「明日はこういう風に説明してみよう」とか、「黒板にこう書こう」
とか、いつのまにか授業のことばっかり考えるようになっていました。
授業のことを考えすぎて、本職を休んだこともあります(^^)
塾内では、講師同士も「○○先生」と呼び合ってましたし、子どもたち
からも先生と呼ばれるので、すごく自分が誇らしく思えました。
取り立てて才能があるわけでもないこんな自分が先生と呼ばれるなんて、
想像もしていなかったことですが、おかげで自分自身を見直すことが
できるいい機会になりました。
社会人になってからも、プレゼンなどで人前で話をしないといけない事
は必ずでてきますので、もし塾講師をやってみたいと考えている人が
いれば、絶対にやるべきだと思いますよ。
ぜひ参考にして下さいね。
塾講師のアルバイトの総合評価 | |||||||||||||||||||||
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この仕事に向いている人 | |||||||||||||||||||||
物を教えるのが好きな人 / やりがいのある仕事がしたい人 / 将来、教育関係の仕事につきたい人 / 勉強が得意な人 / 短時間で働きたい人 | |||||||||||||||||||||
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夏期講習の準備とかプリントの印刷とか、時間外の雑用が多すぎてそれがほんとに嫌だった。でもふりかえってみると一番自分の成長できたバイトだったと思う。