家事や育児をこなしながら、仕事もして家計の足しにしたい。
そんな主婦にとって、働きやすさというのはとても大事ですが、
そうした環境はパートを選ぶか派遣を選ぶかによってもかなり
変わってきます。
今回は、働きやすさという点から、パートと派遣の細かい違いを
説明してみたいと思います。
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目次
近年では主婦の派遣社員が急増している
主婦といえばパートというイメージがある人もいると思いますが、
近年では、派遣社員として働く主婦がとても増えています。
実際、派遣社員の男女の比率は、ほぼ半々にまで近づいています。
それだけ派遣という働き方は、主婦に支も持されてきていると言えます。
派遣とパートの大きな違い
それではまず、パートと派遣の基本的な違いについて説明します。
時給の違い
パートと派遣の大きな違いが、時給です。
パートと比べると派遣は時給が高い傾向にあります。
同じ仕事をしても、パートだと時給８００円のところが、
派遣だと時給１０００円と、大きく違ってきます。
時給が高いとそれだけ労働時間も少なく済むので、限られた
時間で働きたい主婦にとっては、派遣は魅力ある働き方と
言えます。
雇用主の違い
派遣社員は派遣会社に雇われる形となるため、直接の雇用主は
派遣会社です。そのため、自分専属の担当者がつき、仕事上の
相談などもできます。
例えば「就業先の会社の上司が厳しすぎて馴染めない」「定時
までと聞いていたのに、実際には残業ばかりさせられる」と
言った悩みがあった場合、担当者さんに相談することができ、
会社同士で問題を解決してもらうことができます。
逆にパートでは、直接パート先の会社に雇用されていますので、
そういった相談をする相手はいなく、なかなか問題の解決が
しずらいといった状況になります。
雇用期間の違い
パートの場合、基本的には長期的な勤務ととして就業するため、
契約期間というものは存在せず、ずっと働くことができます。
逆に派遣の場合は必ず契約更新時期というものがあり、だいたい
３ヶ月～半年程度に一度、契約更新時期がきます。
そこで勤務先から契約終了の話がきたりする場合もあるので、
長く努めていたい人にとってはネックとなってきます。
ただし自分から仕事を終了したい場合は、そこで契約を
延長しないという権利もあるため、そろそろ辞めたいと
思っている人にとっては都合がよいとも言えます。
契約期間中の途中退社はマイナスに
契約期間がまだ残っている時に途中で仕事を辞めたりすると、
派遣会社からは大きくマイナスの評価をされてしまいます。
たとえ今の会社になじめなかったとしても、途中で辞めて
しまうとあなたの信用は大きく下がってしまうため、次の
仕事は紹介してもらえなくなってしまいます。
パートであれば、もう二度と行かない会社なので問題は
ないですが、派遣の場合、次の仕事に影響をしてしまいます。
▶【派遣で本当に楽な仕事7選】精神的・肉体的に楽なお勧めの職種は？
パートと派遣の目に見えにくい違い
時給や勤務期間と言った目に見える部分以外にも、働きやすさに
影響する要素はたくさんあります。
ここで派遣とパートの目に見えにくい違いを比較してみます。
近場での働きやすさ
家の近所で働きたい人にとっては、パートのほうが仕事を
探しやすいと言えます。
地元のチラシで求人を探したり、パート募集中の張り紙を
見たりして仕事を探せます。
派遣の場合は、職場がオフィス街にあったりするため、
自分の家の近所に職場があると言ったケースは少なく、
多少足を伸ばさないと行けないことが多いでしょう。
仕事の探しやすさ
パートの場合、仕事探しはもちろん、履歴書作成も面接もすべて
自分で頑張らないといけません。
逆に派遣の場合、派遣会社の担当者さんに自分の希望を伝えれば
それに合った仕事を紹介してくれるうえ、履歴書の作成や面接など
は一切ありません。
派遣の場合、雇用主が派遣社員を面接したり、書類選考したり
することが法律で禁止されているためです。
ですので、「派遣会社が仕事を紹介してくれる＝合格」となります。
そのため派遣で仕事が決まる場合は、電話一本で話が決まったりする
ことも多いです。
人間関係の親密度
働く上でとても大事なのが、人間関係です。
パートの場合、同僚も近くに住んでいる人だったり、家庭
環境が近い人が多く集まっていたりするため、親密度も
上がりやすくなります。
そのため、同じ主婦友達ができたり、子供が同じ学校で
会話が弾んだりと、環境の近さゆえに楽しく働けるメリット
があります。
ただしこの場合、必ずしもよい意味ばかりではなく、非常に
仲良くなれる場合もあれば、仕事以外でもつながりができて
しまい、かえって都合が悪くなることもあります。
また、直雇用であるために上司やベテランの人には逆らい
にくく、きつく当たられたりすることもあります。
派遣の場合、派遣会社を通じて雇用されているため、一定の
距離感ができることが多く、職場だけの割り切った人間関係
になることが多いです。
同僚や上司も、お互いに離れたところから電車で通っている
ため、共通の話題が少なかったりする場合もあります。
そのため、人と一定の距離をおいて付き合いたい人や、仕事
以外でのおさそいなどが苦手な人向きと言えます。
勤務時間の都合の良さ
パートで働くと、人手不足で残業を頼まれたり、いつも忙しくて
必ず定時を過ぎてしまうと言った状況になりがちです。
しかし派遣の場合は勤務時間が明確で、残業や早出などは基本的は
ありません。もし残業を頼まれたとしても、はっきりと断ることが
できます。
福利厚生の充実度
派遣会社の多くは、独自の福利厚生制度を持っていて、派遣社員限定の
オンラインサービスが利用できたり、給与に応じてポイントがたまり、
商品と交換できたり、保養施設を安く利用できたり、関連企業のクーポン
がもらえたりと、福利厚生が充実していることが多いです。
その点、パートだと福利厚生を利用できる職場は少ない傾向にあります。
休みやすさ
体調不良であったり、お子さんの急な発熱などでどうしても会社を
休まなければならない時、休みやすいのは、派遣です。
パートの場合、直雇用であるがゆえに、休みたくても休ませて
もらえない場合も多く、お叱りやお小言を言われやすい状況に
なりがちです。
派遣の場合は派遣会社を通しての雇用のため、休む権利も守られて
いて、きちんと事情を伝えていれば、堂々を休みを取ることが
できます。
ただし、だからと言って頻繁に休んでいては契約の更新はなく
なってしまいますので、あくまで常識的な範囲にとどめておき
ましょう。
仕事のスキル
パートの場合、それほど高いレベルのスキルがなくても働ける
募集がたくさんあり、なんの経験もキャリアのないという人でも、
慣れれば覚えられる仕事がたくさんあります。
派遣の場合は、スキルを要求されるお仕事もたくさんあるため、
自分の持っているスキルを活かしたいという人は派遣で仕事を
探すほうが希望の職場を見つけやすいでしょう。
ただ、派遣であっても未経験のお仕事はたくさんあるので、
「派遣＝スキルがないといけない」ということではありません。
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まとめ
パートにも派遣にもそれぞれのメリットがあるので、その人に
あった働き方を探せます。
パートの場合は「家の近所で働ける」「未経験でも採用されやすい」
「契約期間を気にせず働ける」「気心の知れた仲間を作りやすい」と
言ったメリットがあります。
派遣の場合は「時給が高い」「キャリアや経験を活かせる」「割り
切って働ける」「時間やプライベートがしっかり守られる」「仕事
探しや仕事内容について相談できる担当者がいる」などのメリットが
あります。
それぞれに長所短所がありますので、よく理解して一番自分に合った
働き方を探して下さいね。
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