障害者さんの多くは、障害があるために社会に出て仕事をすることに
何かしらの怖さを感じたり、自分にできることは少ないと感じている
傾向にあります。
そのため、なかなか一歩を踏み出せなかったり、自分の内側に閉じ
こもってしまうことがあります。
とはいえ、障害があっても楽しく外で働き、活躍している障害者さんも
います。
そこで今回は、障害者さんが前向きに自信を持って仕事にチャレンジ
するにはどうすればいいかについて考えてみたいと思います。
目次
人それぞれに抱える障害も状況も異なる
一口に障害と言ってもさまざまなものがあり、その人にしかわからない
大変さやつらさがあります。
ですので、他人が簡単に解決策を提示できるものではありませんし、
答えはひとつではありません。
その人の悩みはその人にしかわかりませんし、できることも人それぞれ
に違うものです。
自分自身で何かを変えたいと思うなら
他人にとやかく言われるのは、精神的にもつらいですよね。
ですがもし自分で何かを変えたいと考えるなら「働かないといけない」
とか「社会に出るしかない」というふうに重く考えずに、「もし今、
自分が何かをはじめるなら、何ができるかな」というくらいに、
シンプルに考えてみるといいかもしれません。
「しなければならない」と考えると、とても大変なことに立ち向かわ
ないといけないような錯覚に陥りますし、物事を困難なものだと
イメージしてしまいます。
そうではなくて、自分ができること、やってみたいことを頭の中で
探してみることからはじめてみると、ハードルが低くなります。
「できそうだな」と思ったことは、意外とできる
健常者の人でも、自分の能力に自信がなかったり、働くのが怖いと
感じる人はたくさんいます。
ですが、ほとんどの場合それは自分の思い込みであり、「自分にできる
はずない」と思っているからできない、やらない、もしくはやっても
失敗してしまうものです。
人間は、できると思ったらすぐにでもやりますが、できないと思ったら
やりません。それは、できるかできないかを「先に頭の中で決めている」
からです。
ですから、今「自分には仕事なんてできない」と思っている人や、
「社会に出るのが怖い」と思っている人は、頭の中で先にそう決めつけて
しまっているだけで、本当はできるはずのことに蓋をしてしまっている
かもしれません。
だからまずは頭の中で、自分のできること、やりたいこと、チャレンジ
するなら何をするかを気楽に考えてみるのがよいのです。
遊びだって仕事にできる時代
今は昔と違って、本当にいろんな娯楽があります。
そしてそれと同時に、色々な職業もあります。例えばゲームデバッガー
はゲームが好きな人に人気のお仕事ですし、ゲームプログラマーも、
ただゲームをする側から、自分でゲームを作ってみたいという夢を
形にできる仕事です。
またWEBデザイナーやイラストレーターなんかも、デザインが好きな
人に人気の職業です。
ですから、自分にできそうなこと、やってみたいことを考えたら、
次はそれに関わる仕事ってないのかな?と考えてみるのもいいですね。
一見、「そんなもの遊びでしょ?」と思うようなことでも、実は
仕事にできることや求人があることもあるものです。
やって駄目ならやめればいい
障害者さんでも「実際に働いてみたら自分が思っていたよりもできた」
という人がたくさんいます。
「案ずるより生むが易し」のことわざ通り、やってみれば意外とできた
ということは往々にしてあります。
物事というのは、考えれば考えるほど難しそうに思えてしまうものなの
で、実はやる前からあまり考えないほうがよいのです。
「できるかできないか」で悶々と悩むくらいなら、「できないかも
しれないけど、できたらかっこいいな」と考えるほうが前向きですし、
フットワークが軽くなります。
「チャレンジして失敗したらやめればいいや」くらいに考えれば
いいのです。
障害者であることは大きな武器になる
今は障害者さんに対する認識も深まっていて、「バリアバリュー」と
いう考え方も浸透してきています。
「障害もひとつの個性であり、価値である」と捉えられてきて
いますので、特に障害者雇用を採用している企業では、当然
障害者さんに対してさまざまな受け皿を用意して、働く環境を
提供してくれています。
障害を持ちながらも業務にチャレンジすることで、ある程度
寛大な目で見てもらえる部分もやはりあります。
また、障害者目線でなければ気づけなかった商品の欠点や
改善点が見つかることもあります。
これは障害者さんにしかない能力であり、存在価値なのです。
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みんながあなたを助けてくれる
・自分はみんなの足をひっぱるんじゃないか
・人に迷惑がられるんじゃないか
と心配してしまうこともあるでしょう。
しかし障害者労働の環境においては、むしろみんなが
あなたを助けてくれるでしょう。ですから自分が
できないことは、みんなに助けれてもらえばいい
のです。
その代わりにあなたはあなたのできることで、人の役に
立つことができます。
自分では「こんなことしかできないんじゃ役にたって
いない」と思っていても、まわりの人からすれば
「それで十分役に立ってるよ」とか、逆に「そこまで
きるんだね」と関心されているかもしれません。
そうやって、みんなそれぞれに存在価値があり、互いに
支えあっているのです。
楽しい職場はたくさんある
仕事は大変なこともありますが、その分楽しいことややりがいを
感じることもたくさんあります。
友達もできますし、自分のキャリアアップや成長を楽しむことも
できます。
「つらいな、怖いな」と思い続ければそうなりますし、「成長
しているな、友達もできたな、楽しいな」と思えばそうなります。
すべては自分の心の持ちようなのです。
まとめ
障害があってなかなか前に進めない人は、実は障害そのものよりも
心が前に進めていないことが大きな原因となっていることが多いです。
ですので、まずはゆっくりと「自分ができたら楽しいな、やってみたいな」
と思うことを頭の中で探してみることからはじめてみてはいかがでしょうか。
障害そのものよりも、心のブレーキのほうが自分をとめているんだと
気づけば、よいきっかけになるかもしれません。
あわてずに、ゆっくりと進んでみて下さいね。
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