障害を持つ人が新しい仕事を探すとき、やはり一番の不安は
「新しい職場に馴染めるのか」ではないでしょうか。
人間関係、新しく覚える仕事など、まったくゼロからスタートする
職場環境に、自分は馴染むことができるのかはとても心配だと思います。
とくにうつ病などの精神障害を持つ人にとって、まったく新しい職場環境は
怖いものかもしれません。
そんな時、どのように考えればその不安が消えるのかについてお話したいと
思います。
目次
健常者であっても新しい職場は不安なもの
障害を持つ人でなくても、新しい職場というのは不安なものです。
最初から伸び伸びとなんの気疲れもなく働ける人というのはいません。
ですので、「怖いのは自分だけじゃないんだ」と思うことができれば
不安も軽くなるでしょう。
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仕事に馴染むまでには2~3ヶ月はかかって当たり前
なかなか仕事が覚えられないと、自分はこの仕に向いてないんじゃないか
とか、周りの人に嫌われていないだろうかといった心配を持ってしまうもの
です。
ですが、どんな職場であっても、一通り仕事をこなせるようになるには
2~3ヶ月はかかって当たり前です。まして、誰にも迷惑をかけずに一人前
の仕事ができるようになるには、普通のサラリーマンであっても1年は
かかるもの。
ですから、結果を焦って自分を卑下してしまうのはやめましょう。
いきなりテキパキ仕事ができても可愛げがないもの
誰もが「仕事ができるやつだ」と思われたいものです。そのために、
テキパキと仕事をこなして評価を得ようとしてしまいがちですが、実は
同僚や上司から見ると、そういうアピールの人はかえって使いづらいものです。
自分を出し抜いて大きな顔をされるのは、誰もがあまり気持ちのいいもの
ではありません。
ですので、最初は色々と教えてもらう姿勢でいるほうが人間関係も良好になり、
可愛がられるもの。無理にできる人アピールはせず、周囲に歩調を合わせて
着実に仕事をこなせるようになるほうが、働きやすいことが多いです。
人の態度に過敏になりすぎない
上司の人の機嫌が悪かったりすると、「自分が何かしたかな」と、つい
不安になるものです。
ですがたいていの場合、機嫌の悪い人には機嫌の悪い人の個人的な
理由があるのであり、自分のせいではありません。
他人の気持ちというのはその人にしかわからないものですし、無駄に
顔色を伺いすぎてストレスをためるのはよくありません。
自分は自分、人は人だと割り切って、おおらかに過ごすように気持ちを
持っていくようにしましょう。
できることを一生懸命やる
会社側も、最初から新人の人に多くを望んでいません。
まずはひとつずつ教えたことをこなしてもらえればそれでいいのです。
とくに障害者を雇用する場合、会社側も無理な仕事をさせることは
ないので、与えられた仕事を着実に、一生懸命やればそれで十分です。
丁寧に一生懸命やっていれば、その姿勢を評価してもらえます。
人と比べず自分の成長を
あなたの先輩や上司が、あなたより仕事ができるのは当たり前です。
ですから、あなたが超えるべきは昨日のあなた。他人と自分を比較するのではなく、
昨日よりも確実にできることを増やしていく。まわりの評価ではなく、自己肯定感を
育んでいきましょう。
それが自分にとっても周囲にとっても、穏やかに働いていけるコツなのです。
まとめ
新しい職場で働くのは、誰もが最初は不安なものです。
それは障害を持つ人もそうでない人もみんな同じですので、それで普通なんだ
と割り切ることが大切です。
仕事を無難にこなせるようになるまでにはある程度の時間がかかります
ので、焦らずにコツコツと仕事をこなしていくことに集中していれば
気づけば会社にも仕事にも馴染めるようになります。
人の顔色を伺いすぎたり、自分を卑下しすぎたりしないよう、おおらかに
気持ちを持つようにしましょう。
ぜひ参考にして下さい。
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