長崎県では、毎年高齢化率が上昇を続けていることから、介護事業の
整備が重要課題となっています。
そのために、介護士の労働環境を見直し、かつ給与や待遇を改善
するためにさまざまな取組みを行っています。
そのおかげで、近年では介護士の働きやすい職場環境も整ってきて
おり、喜ばれています。
この記事では、長崎県が進める介護士の労働環境改善に対する
取り組みと、長崎県の介護士事情、そしておすすめの介護士求人
サイト・エージェントのご紹介をしていますのでご参考下さい。
目次
「ながさき介護の職場環境向上宣言事業所」の公表
県は、介護人材の育成や心身の健康、処遇、職場環境の改善に取り組む
法人を令和元年9月までに募集を行いました。
その結果、21の法人から申し出があり、その法人「ながさき介護の
職場環境向上宣言事業所」と認定して公表しました。
ながさき介護の職場環境向上宣言とは
「ながさき介護の職場環境向上宣言」は、
・労働環境や処遇の改善に取り組む法人が宣言を行う
・勤務条件等の情報を公表する
これにより、若者や求職者等が持つ介護の仕事への不安を払拭・
軽減するとともに、介護分野における職場環境改善への取組を
これまで以上に促進することを目的として実施する取組です。
【引用】長崎県公式サイト
https://www.pref.nagasaki.jp/object/kenkaranooshirase/oshirase/429131.html
「ながさき介護の職場環境向上宣言事業所」の認定を取得した法人
・社会福祉法人 いわこ会 | ・社会福祉法人 清心会 | ・社会福祉法人 致遠会 |
・社会福祉法人 長崎厚生福祉団 | ・社会福祉法人 日輪会 | ・社会福祉法人 実寿穂会 |
・医療法人 常葉会 | ・社会福祉法人 ながよ光彩会 | ・社会福祉法人 のぞみ会 |
・社会福祉法人 時津会 | ・医療法人 翠山会 | ・社会福祉法人 葉山会 |
・社会福祉法人 瑞幸会 | ・社会福祉法人 長和会 | ・社会福祉法人 さゆり会 |
・社会福祉法人 秀峯会 | ・医療法人 稲仁会 | ・総合ウェルフェア 株式会社 |
・松栄グループ 有限会社 | ・社会福祉法人 芙蓉会 | ・社会福祉法人 なごみ会 |
2019年10月
介護ロボット・ICTの導入による介護士の負担軽減施策
長崎県では、介護士や職員の労働負担を軽減するため、介護ロボット・ICT
(Information and Communication Technology(情報通信技術))の
導入を積極的に進めています。
ICTとは、主にインターネット環境によるリモート通信機能で、離れた場所
でもコミュニケーションが取れたり、リモートで機械や家電を操作できる
技術です。
新型コロナウイルス感染症対策としても、職員の負担軽減としても大きな
効果が期待される両技術を積極的に取り入れることで、介護環境の改善を
目指しています。
これらの技術の導入を促進するために、導入を希望する事業所に対して
補助金を支給するなど、さまざまな取り組みが進められています。
【引用】長崎県公式サイト
https://www.pref.nagasaki.jp/object/shikaku-shiken-bosyu/boshu/460173.html
長崎県の高齢化率と介護士の募集状況
長崎県は、2015年の統計で高齢化率が29.6%となり、全国平均を
大きく上回っています。
2019年現在も高齢化率は上昇を続け、2045年には40%を超える
見込みとなっています。これは、県民10人につき4人が高齢者となる
状況です。
そのため、県でも介護事業の整備に向けてさまざまな対策を行っていて、
介護福祉士の資格取得のための研修受講を推進しており、補助金の交付
などさまざまな形で研修制度を充実させています。
介護職、ヘルパーの求人のほか、ケアマネージャ、生活相談員、管理職
などさまざまな求人があります。
無資格、未経験OKのものも多数あり、資格所得サポートや研修制度の
充実した施設が多数あります。
募集の多い地域
長崎県では、長崎市、佐世保市に求人が多くあります。
他にも大村市、対馬市など各地に求人の募集があります。
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介護士の転職理由の上位は?介護士の転職時期はいつがよい?
介護士の転職理由は?
1位 人間関係の悩み
2位 給料への不満
3位 キャリアアップしたい
4位 引っ越しなど環境の変化
介護士が転職を考える理由はさまざまですが、多くの場合、「人間関係の悩み」
や「給料への不満」「キャリアアップしたい」が理由の上位に入ります。
他には、「引っ越し」など、地域的な理由によるものもあります。
しかしいずれの理由にしても、せっかく入った職場をやめることに迷いが
あったり、やめたくてもやめられない状況にあったりすることも多く、
転職を決断するのは簡単なことではありません。
とはいえ、仕事をするのはやはりまず「自分のため」であり、自分が
心穏やかに働ける環境でなければ、要介護者にも優しく接することは
難しくなります。
ですので、今の職場で働き続けることに限界を感じたら、転職を決断
するのは決して悪いことではありません。それが自分のためであり、
まわりの人のためにもなります。
退職を申し出るのはいつ?円満に退職を進めるために
退職を決意したら、できるだけ早めに退職の申し出をすることが大事です。
迷っているうちに他の人が先に退職してしまい、機を逸してしまうことも
あります。やはり2~3ヶ月前には届け出ておきたいところですね。
企業によっては、「退職の申し出は3ヶ月前から」など、申請する時期が
決められているところもありますので、就業規則を確認しておくことも必要です。
繁盛期・人手不足の時期はできるだけ避ける
可能であれば、人手の足りない時期の退職はさけたほうがよいでしょう。
やはり残された職員さんにその分の負担がかかってしまうので、その
あたりも配慮できれば、円満な退社ができます。
とはいえ、そのような人手不足の状況で業務を回している会社側にも問題
はありますので、あくまで自分が協力できる範囲内で大丈夫です。
民法上、退職に関する法律は以下の通りです。
・雇用期間の定めがない場合 無期契約の場合は、労働者はいつでも退職を申し出ることができ、申し出から2週間を経過した時点で雇用関係が終了する |
・雇用期間の定めがある場合 雇用期間が契約によって定められている場合、原則として労働者はその日まで退職できない |
ですので、雇用期間が決まっている人でも、1年以上経過していればいつでも
退職することができ、雇用期間の定めがない契約の場合は、最長2週間で退職
が可能となっています。
ですので、可能な限り周囲にも配慮しながら、あくまで自分の意思を尊重して
退職の意思を貫けばよいでしょう。
介護士の転職に最適な時期はいつ?
高齢化社会が進む日本では、介護業界は常に人手不足となっていて、
介護士向けの求人はいつでもたくさん見つかります。
そのため年間を通じていつでも転職が可能です。
その中で、よりベストな転職時期は年度はじめの4月、そして賞与が支給
された後の1月、8月が求人が増える時期となっています。
4月の転職がおすすめの理由
4月は、一般的に介護士の求人も増えます。理由としては、3月の年度末で
退職をする人が多いためです。その分求人が増え、至急の人材確保をしたい
施設は、待遇を上げてでも募集をかけてきます。
その中には、なかなか枠の空かない高待遇求人も出てくるようになります。
1月・8月がおすすめの理由
1月・8月もまた、求人募集が増える時期です。
この時期は、夏、冬のボーナス時期で、退職を考える人はボーナスを
もらってからやめる人も多く、そのために欠員が増える時期になって
います。
在職しながらの転職活動は難しい?
転職活動はやはり精神的、肉体的な面でさまざまな大変さをともないます。
ですから、在職しながらの転職活動となるとさらに大変です。本腰を入れて
職場を探せるのは休日か帰宅後に限られますし、疲れた体と頭で、考え
なければならないことがたくさんあると、より疲弊してしまいます。
ですので、やはり無料で活用できる転職エージェントは在職しながらの
転職活動にとても役立ちます。
自分で求人を探さなくても、エージェントの担当者に希望条件をしっかり
伝えておけば、転職のプロがあなたの希望にマッチした職場の情報を提供
してくれます。
また、書類作成や面接のポイント、職場の内部事情も教えてくれるので、
活用するメリットは非常に大きいです。
転職を考えるなら介護士専門の転職エージェントは利用しない理由はない
と言えます。
なぜ介護専門のエージェントがあるのか
介護施設は、日々介護のお仕事に従事しています。
そのため、同時に人材を探すことは難しく、時間もコストもかかって
しまいます。その結果、勤務希望者が応募してくるのを待つしかない
という状況になります。
そこで、介護専門のエージェントが代わりに人材を集めて、企業と
働きたい人との架け橋になっています。
企業は人材を紹介してもらう代わりにエージェントに報酬を支払うため、
利用者は完全に無料でお仕事につくことができます。
つまり、企業もエージェントも利用者も、みんながwin-winの関係に
あるとてもよくできた仕組みとなっています。
無理やり希望と違う職場を紹介されたりしない?
エージェントは、企業や利用者との信頼関係の間に立っています。
利用者の希望に沿わない職場を紹介しても、結局長続きせずにやめられて
しまえば、企業からの信頼も失うだけでなく、利用者にも他のエージェントに
逃げられてしまいます。
人材がいなくなってしまえば、企業に紹介することはできません。
そのため、エージェントはとにかく人材を大切にしています。
エージェントは利用者が働きやすい職場を紹介することで、利用者からも
企業からも信頼を得ることができるのです。
しつこく連絡されたりしない?
エージェントはあくまで利用者の希望に沿ってお仕事の紹介をしてくれます。
ですから「よい求人があれば紹介してほしい」と伝えれば、求人が見つかり
次第電話をくれますし、「まずは自分で求人情報を見てみたい」と伝えれば、
無理やりお仕事の連絡をしてくることはありません。
登録のためにエージェントに出向く必要はあるの?
WEBから無料登録を行ったあとは、後日エージェントから電話かメールで
ご連絡があります。基本的には電話で色々と話をして、資格の有無、希望の
条件などをヒアリングしたら登録完了となります。
登録の段階でエージェントまで出向く必要はありません。
実際にお仕事の紹介があり、具体的に話が進んでから、施設での面接や
施設見学などが始まります。
まとめ
長崎県でおすすめの介護求人サイトのご紹介でした。
長崎県は高齢者の割合が高く、今後もますます介護事業の整備が必要となっています。
現在もさまざまな待遇改善の取り組みが進められており、ながさき介護の職場環境
向上宣言事業所のように、労働環境の改善の意思を明確にする事業所も増えていく
でしょう。
また、介護ロボットやICTの導入も進められていき、感染症対策や効率的な働き方も
可能になっていくでしょう。
職場の労働環境を事前にするためには、求人エージェントを活用するのは大いに
役に立ちます。
同時に、自分からはなかなか言いにくい待遇や希望に関する交渉もエージェントの
担当者が代わりに行ってくれるので、自分ひとりで仕事先を探すよりもだんぜん楽
に、働きやすい職場を見つけることができます。
ぜひ参考にして、よりよい職場探しにお役立て下さい。