上肢障害や下肢障害を持つ方でも、生活のために仕事につきたいと
考える方はたくさんいらっしゃいます。
同時に、自分にできる仕事があるのか、採用してもらえるのかと言った
不安を持つ方も多いでしょう。
ですが近年では障害者さんに対する雇用枠はますます広がっており、
個人個人の症状を考慮して、キチンと仕事ができる環境を整えてくれて
いる企業がたくさんあります。
目次
下肢障害の人が実際に働いている仕事
■事務職
■在宅勤務
■デザイナー
■SE(システムエンジニア)
■コールセンター
■座ってできる工場の作業
下肢障害を持つ人の場合、座った体勢であれば問題なくお仕事ができる
ケースもあります。
そのような場合、できるお仕事の幅も広がりますので、より自分の希望に
あったお仕事を探すことが可能です。
障害者雇用を推進している企業であれば、車椅子やてすりなどの環境を
整えてくれるケースがほとんどですので、事前に自分の症状や車椅子、
杖の必要性などを相談し、問題なく勤務ができるかを確認しましょう。
また、長時間の勤務が体に負担がかかる場合、勤務時間やこまめな休憩
への配慮があるかも確認しておきましょう。
また、通勤の問題もあるので、電車などの公共機関の利用が難しい場合、
車通勤が可能かなども確認しておきましょう。
上肢障害の人が実際に働いている仕事
■オフィス事務
■パソコン入力
■電話対応・テレフォンペーレーター
■デザイナー
■プログラマー
上肢障害を持つ人の場合、どれくらいの動作が可能か、症状の程度から
お仕事を選択する必要があります。
ある程度手先の動作ができる人は、パソコン入力系のお仕事や事務、
電話対応系のお仕事などがあります。プログラマーやデザイナーなどの
お仕事もあります。
入力支援機器などの設備環境が整えられている企業でもありますので、
まずは自分の症状を正確に伝えて、自分にあったお仕事を探しましょう。
また、上肢障害の人の場合、長時間体を起こしていることが難しい場合も
ありますので、勤務時間、休憩時間などの勤務条件も確認しておきましょう。
下肢障害の人と同様、通勤への配慮も必要です。
【上肢・下肢障害の方におすすめの障害者求人エージェント】
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上肢障害・下肢障害の在宅勤務は可能?
障害者向けの在宅のお仕事もたくさんあります。
通勤が難しい人や家族の支援がないとお仕事が難しい人、通院やリハビリの
時間が必要な人など、在宅勤務を希望する人はたくさんいます。
↓障害者の在宅のお仕事についてはこちらの記事をご覧下さい。↓
上肢・下肢障害者が働きやすい職場環境
勤務時間が固定されている
残業や早出などがなく、勤務時間がしっかりと決まっている職場は
障害者にとって大切です。
長時間勤務が難しい人は、1日4時間、週3日など、スポット的な
勤務ができる職場も働きやすいです。
障害者に理解のある職場
障害者に対して理解のある職場であることも重要です。
急な体調不良の対する対応、仕事量の調整、気遣いなどをして
もらえる職場であれば、障害者も安心して働くことができます。
自分と同じように障害者が働いている職場
自分の他にも障害者が一緒に働いていると、疎外感や孤独を感じずに
働くことができます。
お互いに共感しあいながら、また励まし合いながら仕事ができるので
仕事も楽しくなります。
急な休みに理解のある職場
障害者の場合、体調の波も大きい事が多く、突発的な休みや早退など
も起こりえます。
そうした場合に、すぐに仕事を引き継げる職場や、気持ちよく対応して
もらえる職場であれば、安心して長く務めることができます。
企業が障害者を雇用する理由
多くの企業は一般の労働者採用者枠とは別に、障害者雇用枠を設定して
障害者を雇用しています。
障害者が一般労働市場だけで仕事を探すと、どうしても健常者に比べて
採用へのハードルが高くなりがちです。
そのため国は「障害者雇用促進法」という法律を制定し、企業に一定数の
障害者雇用を推進するよう促しているのです。
障害者の雇用数が法的雇用率に達しない企業は、雇用納付金を国庫に
収める必要があります。
また、障害者へ就業の機会を提供しない企業は、社会貢献度が低いと
みなされてしまうデメリットもあります。
そのため、企業は率先して障害者を受け入れる努力をしており、障害者に
とって働きやすい環境の整備と、雇用機会の拡大が進んでいます。
実際、障害者向け求人には有名大手の募集が非常にたくさんあり、
一般の求職者が羨むような好条件の仕事がたくさんあります。
障害の内容に関わらずたくさんの雇用がある
身体障害を持つ人であっても、非常に多くのお仕事の募集があります。
下記の障害を持つ人でも、たくさんの人が実際に大手企業で働いています。
上肢・下肢障害 / 心臓・内蔵機能障害 / うつ病 / 統合失調症 / てんかん / 適応障害 / 知的障害 / 呼吸器機能障害 / 体感機能障害 / 聴覚障害 / 視覚障害 / パニック障害 / 双極性障害Ⅱ型 / その他
積極的に障害者雇用を推進している大手企業一覧
障害者雇用を推進している企業は非常にたくさんあり、働く意思があれば、
いつでも就業のチャンスはあります。
一般労働市場では入るのが難しい有名大手企業でも、多くの障害者が働く
チャンスを手に入れています。
下記に実際に障害者雇用を積極的に行っている企業の一部を抜粋しておきます。
ティファニー / カシオ計算機 / アイフル / ヤフー / 損害保険ジャパン / テレビ朝日 / 三菱UFJ銀行 / リコージャパン / 積水ハウス / 川崎重工業 / 楽天ソシオビジネス / アコム / 明電舎 / 花王 / ハーゲンダッツジャパン / YKK AP / 三菱電機 / SMBC信託銀行イエローハット / 京セラ / ヒューマンリソシア / パナソニック / ALSOK / アディダスジャパン / サッポロビール / アデコビジネスサポート / アマゾン / みずほフィナンシャルグループ / 本田技研 / 東急ハンズ / NTTデータ ジェトロニクス / タマホーム / ネスレエスプレッソ / アートネイチャー / 富士ゼロックス / 三井住友カード / ブリヂストンリテールジャパン etc…
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障害者枠の仕事を見つける方法
通常のお仕事募集サイトや、ハローワークでは、障害者向けの募集の数が
少なく、いちから自分で探して採用までこぎつけるのはかなり難しいです。
障害者がお仕事に就くのにもっとも便利なのは、障害者用の求人エージェント
に仕事探しをお願いすることです。
求人エージェントはすべて無料で、あなたの希望する仕事内容から最適な
会社をマッチングしてくれるだけでなく、書類作成のサポート、面接などの
日時設定、勤務時間や勤務日の調整、就労後のアフターケアなどをすべて
無料でサポートしてくれます。
実際問題として、求人エージェントを利用する以外の方法で自分の理想と
するお仕事に就くのは、ほぼ不可能だと思います。
求人エージェントを利用するには、WEB上から必要項目を入力するだけ。
後日、担当者から連絡が入りますので、説明会に参加するか、それが
難しい人は電話相談なども可能です。
なぜ求人エージェントというものがあるのか
企業は、用意した障害者雇用枠をすべて埋めたいという思いがあります。
そのため、障害者雇用枠いっぱいまで労働者を募集するのですが、実際には
欠員が出てしまうことも多々あります。
その枠を埋めるために、企業は求人エージェントに報酬を払うことで
仕事を探している障害者さんを紹介してもらいます。
求人エージェントは、その企業からの報酬によって運営されているため、
障害者さんからお金をもらう必要はないわけです。
とは言え、あまりにも障害者さんの希望と異なる企業に無理やりマッチング
しても、実際に仕事が続かなければ意味がありません。
エージェントとしての信頼も下がってしまいます。
ですから、求人エージェントはできるだけたくさんの企業とつながりを
持ち、同時にたくさんの障害者さんも募集することによって、長く努めて
もらえる企業を紹介することを生業としているのです。
つまり、企業も求人エージェントも、そして障害者さんもみんなが
得をするシステムが成り立っているのです。
ですから、障害者雇用枠の仕事を探すのに、自分の独力で探すという無謀な
ことをしなくても、便利な求人エージェントを利用すればよいのです。
まとめ
身体障害を抱えている人は、できる仕事に制限があったり、サポートが
ないと仕事をすることが難しいため、働くことをあきらめている人が
たくさんいます。
ですが、多くの企業はそうした障害を持つ人を積極的に雇用しており、
支援機器やサポート環境、障害への配慮をしてくれています。
そのため、自分でも想像していなかったようなお仕事につき、充実して
働いている人がたくさんいますので、ぜひどのような仕事があるのか、
どのような企業が障害者を募集しているのかを知り、積極的にお仕事を
探してほしいと思います。
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